せみすけの"休養"移行支援所

あなたの「働きたくない!」を応援します。

「働きたくない」の禁忌感

「働きたくない」って「休みたい」より禁忌感が強いよな。

「働きたくない」の"思ってはいけない感"半端ない。

 

初めてせみすけが「働きたくない」自分を自覚したのは、筆記開示を行っている時だ。

筆記開示ってのは、紙とペンで自分の思っていること、不安なこと、悩んでいることをひたすら書き続ける心理療法のことだ。

 

書けないんだよね、「働きたくない」。

 

「働きたくない」自分を必死に否定してしまう。

 

「ワタクシめは朝敵ではございません!」

「国家に立てつく気など滅相もございません!」

 

だから初めて「働きたくない」と紙に書いたとき、「働きたくない」自分を認めたとき、管理社会系ディストピア小説1984年』の冒頭で主人公が国家に禁止されている日記を隠れてつけ始めたシーンが頭をよぎってしまった。

 

20世紀を代表する偉大なる哲学者ミシェル・フーコー曰く、人は心の内側に「自分を監視する他人の目」を作り出して勝手に苦しんでしまうのだという。

 

「働きたくない」は確かに言いづらい。

でも抵抗が大きい分、言えるようになることに意味があると思うんだ。

高ければ高い壁の方が 登ったとき気持ちいいもんな

 

言ってはいけないなんて思い込みなんだよ。

平気で言ってるやつなんて実際にはごろごろいる。

 

【演習問題】

さあ、一度みんなも声に出して言ってみよう。

声に出すのが難しければ、紙に書くのでもいい。

大丈夫、日本には思想警察もビッグブラザーもいないから。

semisuke.hatenablog.com

 

余談だけど、Google先生に「働きたくない」と言うとお説教臭いサイトばかり紹介されるけど、「休みたい」って言うと途端に親切になる。何だこの差は。

 

ていうか!

Yahoo! 知恵袋で「働きたくない」で検索すると「働きたくない 死のう」が検索候補に上がるの怖すぎなんですけど!!