昔、PRESIDENTっていう意識高いビジネスマン向け雑誌のメンタルヘルス特集に面白いこと書いてあった。
「いい精神科医は育てるもの」
なるほど。
"自分にとってのいい医者"は探すものではなく、医師とのコミュニケーションを通じて育んでいくものだと。
患者側からも積極的に 信頼関係 を形成していく姿勢が大事だと。
いかにも意識高い系のビジネス雑誌が言いそうなことだ。
そんなことできる元気あったら通院いらなくね?
外資系とかでバリバリ働いてるバリバリのビジネスマンが、ちょっと調子悪くなって今まで通りバリバリやれなくなってきたから転ばぬ先の杖的な感じで通院してみた、みたいな状況を想定しているのだろうか。
コミュ障すぎて病名つけられてるような状況のせみすけには参考にならん。
色々調べてみると、日本の精神医療の現場は圧倒的医師不足に加え、国の変な制度の関係上、「再診は5分」が原則だそうだ。5分!
要点をまとめて的確なコミュニケーションを行いましょう。
精神科の患者にコミュニケーション能力を要求されてもなぁ。。。
というわけで、通院した方がいい人としても意味ない人がいるんじゃないとか思うのでまとめてみた。
通院した方がいい人
- コミュニケーション能力には自信がある
- 個の力には自信がない
- メンタルについて無知
- まだ一度も通院したことがない
- 診断書の提出を求められている
- 薬が必要(通院中の人で)
- (就労など目的があって)障害者手帳を取得したい
- 権威を信用できる
- 誰かに管理されたい
- 「病気」「障害」と見なして助けてほしい
- 「正常」になりたい
- 病院を行くことを考えるとメンタルが安定する
- 相談できる人がいない
通院するより自分の時間を持つべき人
- コミュニケーション能力には自信がない
- 個の力には自信がある
- メンタルについて一定の知識がある
- 過去に通院してみて通院する意味が分からなくなった
- 診断書を提出する先がない
- 薬は不要(と医師に言われた)
- 障害者手帳が直ちに必要ない
- 権威を信用できない
- 誰にも 支配 管理されたくない
- 「個性」「個人の自由」と見なしてほっておいてほしい
- 「健康」になりたい
- 病院を行くことを考えるとメンタルが不安定になる
- 相談できる人がいる
11番の「正常」とか「健康」については下記記事を参考に。
結論
圧倒的医師不足というこの国の現状を踏まえた結果、医者に頼らないメンタルヘルス対策が重要なんじゃないでしょうか。
メンタルヘルスの予防医療化、日常生活の予防医療化。
通院は最後の砦として、本当に必要な人に椅子を譲れるように自分でできる人は自分で対策しましょう。
つまり、休むは正義!