目次
ChatGPTで遊んでみた
今さらながら話題のAI「ChatGPT」で遊んでみました。
無料版のGPT-3.5ですけど、これがなかなかにパネェ。
文章要約
ChatGPTの得意分野のひとつと言われる文章要約の実験です。
こちらの記事がこの通り↓
本文と読み比べてみてください。十分に信頼に値するレベルの的確な要約です。
また、要約文を読んでから原文を読むと、最初から原文を読むよりスムーズに内容の理解ができます。
プログラミング
「3目並べをHTMLでつくれる?」みたいなふわっとした指示でこんなもんまでつくってくれます。実際には HTML + CSS + JavaScript の3言語使用ですけど、そこまで言わなくても察してくれます。(てかHTMLだけじゃ動かしようがないんだけど)
もっとも、結構バグを仕込んでくるので完全に丸投げはできませんが、0から自分でコード書くより全然楽ですよ。未来のプログラマーはAIを駆使しつつコーディングするのが当たり前になるかもしれませんね。
画像のこれは「古風なデザイン」と注文をつけたものです。
翻訳
英語⇔日本語翻訳ができるくらいでは今さら驚きませんよ。
Google翻訳の精度も上がってますからね。
トキポナで話せる&訳せるんかいっ!
マニアックすぎだろ。。。笑
AIに仕事を奪ばれるという杞憂
しかし、「かがくの ちからって すげー!」と興奮している間に、いつの間にか「AIに仕事を奪ばれる可能性」なんかを強く意識するようになり、必要以上に自分を追い込んで調査・考察してしまい、ここ数日ほどイライラしやすくなったり眠りの質が浅くなったりしてしまった。
奪われるような仕事なんかしてないというのに(笑)
知らぬ間に労働に動員されている
まさに労働に動員されてしまっている。労働への動員とは何か。「サボる哲学 労働の未来から逃散せよ」という本の中でそれは語られている。(出版社の制約でkindleから文章をコピーできないのでAIを使わず要約)
- 生産性の向上に伴い、労働力が余るポスト・フォーディズムの時代へと突入
- フォーディズムの時代(1920年代~1970年代)の労働秩序
- 働けば働くほど豊かになって幸せになれる?仕組みで労働者(国民)を活用しつつ管理
- ポスト・フォーディズムの時代(1970年代~現在)の労働秩序
- 余剰な労働者(失業者等)も含めて「働かないといけない!」と思わせることで国民を管理
- 働く必要自体はなくなっても国民を管理する手段として政府にとっては労働倫理が必要
- そのために政府やメディアは過剰に国民の不安を煽っている
- たとえ働いていなくても「働かないといけない!」と感じて未来の仕事のことを意識してしまっている状態は「労働に動員されている」と言える
ちなみに、フォーディズムの時代の労働秩序について補足しておくと、「お金か人生か――給料がなくても豊かになれる9ステップ」という本の中でこう語られている。(同じくAIを使わず要約)
もっとも、私のようなIT系の人間に関しては単に管理したいだけではなく、労働秩序の崩壊を防ぐための仕組みづくりと経済成長(というより経済衰退の先延ばし)のために動員したいと思われているのかもしれないが。
働くことより働かないこと(休むこと)の方が難しい国
自分が元ITエンジニアというのもあるかもしれないが、働けなくなることへの恐怖が煽られる割にはあの手この手で働かそう(定職に就かせよう)という凄まじい力が働いているように感じる。
アメリカやフランスのような自由(と自己責任)の国ならいざ知らず、単一思想と画一管理のわが国においては簡単に労働から逃がしてはもらえない。
良くも悪くも日本は失業率低いんだよ。G20で最も低い。
今の仕事は失うかもしれないけど、失ったら失ったで勤め先や人材派遣会社、行政などから新たな ブルシット・ジョブ 仕事をあてがわれることになるだろう。(ケインズが言うような、穴掘って埋めて、穴掘って埋めてを繰り返すだけの空虚なお仕事をね!)
AIを活用できる人材になれるように学校や企業研修、就労移行支援で指導されるようになるかもしれないし、なんなら雇用を守るために企業のAI活用に政府が制限を掛ける可能性すらある。(日本政府ならやりそーw)
たとえ今の仕事が奪われても新しい仕事が向こうからやってくる。
本人にとって問題なのは「続けたい仕事」を奪われる場合のみなんじゃないかな。
AIに仕事を押し付けよう!
むしろAIに仕事を奪ってもらったらいいんじゃないかなと思う。
今やっている仕事をAIに任せられないか
私だったら(働いていないので)長文のネット記事を要約してもらいます。
働いている人も、テレワークならバレないようにこっそりAIを活用することもできるでしょう。個人レベルでの働き方改革です。(セキュリティ問題には十分気を付けてください。)
ある程度柔軟な社風の企業に勤めているなら、チームとしてAI活用を提案してみるのもいいかもしれません。
簡単に奪われるような仕事はもともと楽しくないことが世の常です。
仕事を奪われると「なぜ」困るのかを自問してみましょう。
- 収入が減る・なくなる ⇒ 支出を最適化せよ
- 人の役に立てない ⇒ 労働だけが人助けではないし、人助けだけが人生じゃない
- 今ある優位性を失う ⇒ 新しいことに挑戦するチャンス!
- なんとなく不安 ⇒ 心理学と健康管理だ、寝ろ、食生活、運動しろ、SNS控えろ
- 生きる意味を見失う ⇒ ニーチェ読め「「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学」
働かない言い訳にAIを使えないか
それでも雇用を失う不安が消えなければこう考えましょう。
あなたひとりだけがAIに仕事を奪われて失業するなんてことにはならないでしょう。もし失業するなら同じように失業する人達が多数いるはずです。みんな一緒です。堂々と休みましょう。
「俺が働いていないのはAIのせいだ!政府のせいだ!
べ、別に働きたくないわけじゃないんだからねっ!///」
藁をも掴むような気持ちでブラックでブルシットな新しい仕事に飛びつこうとする者共を尻目に、したたかに被害者ぶりながらまずはゆっくりと休養し、悠然と構えながら次の一手を打ちましょう。
恐れは無知から
技術革新が働き方を変えるのは今に始まったことではありません。
自動車やバイクが国内に普及したことによって飛脚(郵便配達員)の働き方は大きく変わりました。
PCの普及もオフィスでの働き方を変えました。
最近だと、テレワークなんかもそうでしょう。
また、人間が足で機械に勝てなくなっても、競技としての陸上競技は残り続けています。
好きな仕事を奪われちゃったら趣味として続けましょう。
AIの普及で企業からプログラミングスキルが求められなくなっても、競技プログラミングを楽しむという選択肢も残されています。
恐れは無知から。